オンライン上では、その場の感情や雰囲気に流されて行動すると、取り返しのつかない事態に発展することがあるので人権に関する正しい知識を持ち、立ち止まって考えてみることも大切。
©Ibuki Haruka
(出所)著者:坂本旬氏、今度珠美氏ほか6名.デジタル・シティズンシップ プラス.大月書店,2022,P114-120の内容を編集
バイアスの視点
Aさんは「大学で新しい友達を作りたい」という気持ちから、「集団同調性バイアス」に陥った。このバイアスの特徴は、自分の判断に自信が持てないときや少数派になることを恐れる心理が背景にあり、周囲と同じ行動をとることが安全と考えてしまうところにある。
Aさんの立場から
オンライン上では、行動する際には、自分の行動,発信が誰かを傷つけることはないか,公共への発信にふさわしい内容か,立ち止まって考え、行動することが大切である。(①立ち止まる、②考える、③相談する、という3つのステップを確認。)
また、人権学習や研修に参加し人権に関する正しい知識を身に付けていくことも大切。人権に関して困ったときは、相談するのも一つの方法(相談窓口)
Bさんの立場から
アップスタンダー(※)としてふるまうことができた。
※誰かを支えて立ち向かおうとする人